小田巻遥講師によるJリーグ版よのなか科講座2016 第3回・4回

2016/10/14

10月10日(月)体育の日、以前ダイアリーでも紹介したことがある小田巻遥講師によるJリーグ版よのなか科講座2016の第3回と第4回が、休憩を挟んで2講義連続で開催されました。

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Jリーグ版よのなか科とは、Jリーグが2010年から毎年継続して実施している選手教育の取り組みの1つです。
プロになることを夢見て、Jクラブ下部組織でサッカーに明け暮れる日々を過ごす子供達を対象に、養成講座を受けたファシリテーターが進行役になり、適切な”キャリア”についての考え方や心構え、さらには社会人として適切な就労感や職業観について子供達といっしょに考えていきます。

サッカークラブに所属している子供達が、共にキャリアプラニングについての授業を受ける… よのなか科は、学校という枠を超えた画期的な取り組みです。

>> Jリーグ版よのなか科について詳しく知りたい方は第1回講座のダイアリーをご覧ください。 

この日はよのなか科講義の第3回と第4回が、30分の休憩を挟んでそれぞれ1時間ずつ行われました。

9月19日に行われた第1回の講義は「Jリーグをとりまく“お金”から仕組みを考える」を、そして10月1日に行われた第2回では「Jリーグが目指すもの考える」をそれぞれ議論のテーマ設定し、ここまで選手達と意見を交わしあってきました。

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第3回のテーマは「Jリーグを取り巻く“職業”を考える」でした。
Jリーグはサッカーをプレーする人、見る人、応援する人、サポートする人、運営する人などが集まって初めて成り立っています。
第3回の講義は、まず参加者の選手たちとJリーグに関連する職業を可能な限り洗い出すことから始めました。
そして、次は思いついた職業をカテゴリー別にグルーピングしました。

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選手達とブレーンストームした結果、浮かび上がったサッカー関連の職業は上のとおりです。

代理人、スカウト、広告を作る人、メンタルコーチ、スポーツ栄養士、マッサージ師、コーチ、監督、サッカー用具製作、スタジアム建築、エキストラ、クラブスタッフ、スカパー、カメラマン、などがあがりました。

サッカー関連の多くの仕事がリスト化されたら、次はその中から自分にとって興味がある職業TOP5(サッカー選手を除く)を選んでもらいました。

このようなワークショップを通して、サッカーというスポーツに普段はプレーヤーとしてしか関わっていない子供達が、サッカーがサッカーとして成り立つために裏方で活躍している人たちの存在を知ったことで、サッカーというスポーツを多角的に捉えることができるようになったのではないでしょうか?

30分の休憩の後は、第4回のよのなか科が行われました。
第4回のテーマは「職業と『意志』、『役割』、『能力』の関係を考える」でした。

この講義では、サッカーに関わる職業を「意志」「役割」「能力」の3つの視点から捉え、その3つの要素のバランスが功を成すためにはとても大切だということを、選手達と共に話合いました。

「役割」は、自分に与えられた責任感と言い換えられます。この日は、まず自分の置かれた状況、そして自分が期待されている「役割」を客観的な視点で捉えることの重要さを確認しました。

自分の役割を把握できた後は、その役割を全うするための「能力」と「意志」が自分に備わっているかどうかの自己分析をすることの大切さを説きました。
その3つのバランスがうまく均衡していない場合、例えば自分に任された「役割」の大きさに対して、成し遂げたい、という強い「意志」がない、もしくは成し遂げるための「能力」が備わっていなければ、「役割」を遂行することは難しいでしょう。
そのような場合、3つのバランスがなぜ取れていないのか、つまり自分に欠けているものは何なのかを塾考して明確にした上で、足りていないものを努力で補う、などの工夫をしなければなりません。

このように、自分を客観視した上で分析し、足りないものを明確化した上で、それを補完するための努力をすることが、どの職業においても成功するためには必須だということを子供達は学びました。

また、考えをさらに深めるために、サッカー関連の仕事(サッカーの審判、カメラマン)などを取り上げて、その職業にとっての3つの要素について考え、討論しあったりもしました。

そして、最後にはゲストとして総務運営部の伊藤早紀さんに登場していただき、早紀さんの職業における「役割」「意志」「能力」の3つについて選手達に考えてもらいました。

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早紀さんは、グッズ販売を担当しているほか、夏に行われた中学生・高校生世代を対象とするMYFC杯の運営も担当しました。
グッズ販売とMYFC杯運営、同じ人であっても「役割」が変われば、求められる「能力」も、結果を出すための「意志」も違っているという事実に、プロを目指している子供たちは気づきました。
そして、早紀さんの例と同じように、プロサッカー選手になったのとならなかったのでは、求められる「能力」と「意志」が違ってくるのだ、ということにも気づき、納得していた様子でした。

ゲスト登場してくださった伊藤早紀さん、ありがとうございました!

>>伊藤早紀さんのブラジル旅行記を読みたい方はこちらからどうぞ!!
>>Vol.1 http://myfc.co.jp/blogs/20160907/16296/
>>Vol.2 http://myfc.co.jp/blogs/20160908/16311/
>>Vol.3 http://myfc.co.jp/blogs/20160912/16362/

次回のよのなか科で、全行程が終了します。
今回のよのなか科でも、学校では教わらないようなことばかりを学ぶことができ、選手たちは満足した様子でした。

最終回も充実した回にできるよう、頑張ります!

Let’s Go MYFC!!

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