DIARY MYFC日記

データで振り返る藤枝MYFCの J3 2016年度シーズン

2016年度J3の最終戦が昨日、藤枝総合運動公園サッカー場にて開催されました。
福島ユナイテッドFCとの対戦は2-0の完封勝利に終わり、有終の美を飾ることができました。
選手、コーチングスタッフのみなさん、おめでとうございました!


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また、今季最終戦となったこの試合には、今季最多となる2257人の方が来場して下さいました。
応援、ありがとうございました!
心より感謝申し上げます。

ちなみに、今季は15回のホームゲームがあり、観客動員数の合計は22965人でした。
これは、19回のホームゲームで観客動員数の合計が20962人であった昨シーズンから大きな飛躍となり、1試合平均ですと1103人から1531人に増えました。
38.8%という動員数の成長率は、今季のJ3では最高であります。
これは私たち藤枝MYFCスタッフとしては、今シーズン何よりも嬉しい結果となりました。
スタジアムに足を運んでくださった皆様、応援ありがとうございました!

そんな温かい応援に後押しされ、藤枝MYFCの今季ホームにおける戦績は11勝1分け3敗と、素晴らしいものになりました。
ホーム勝率の73%は、大分に次ぐ2位タイと、ホームではリーグ首位を争う無双ぶりを発揮しました。

シーズン30試合を通しての成績は14勝3分13敗の7位フィニッシュで、J3開幕以来初のシーズン通算勝ち越し、歴代最高順位でシーズンを終えることができました。

多くのファン・サポーター、株主様、スポンサー様に支えられ、今季は藤枝MYFCにとって飛躍のシーズンになったと言えましょう。
ありがとうございました!

それでは、今季の藤枝MYFCの戦いぶりを、データを見ながら振り返っていきましょう!

1. 2016年度勝ち点推移グラフ

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上のグラフは7位藤枝MYFCと首位でシーズンを終えた大分トリニータのシーズンを通しての総勝ち点の比較です。
グラフを見ると、今シーズンの藤枝MYFCはスタートダッシュに躓き、開幕から4試合で勝ち点3と、大きく出遅れたことがわかります。
しかし、その後ようやく波に乗ると第7節の時点では調子を落とした大分トリニータと一時的に同勝ち点で並んでいます。
その後また引き離されるものの、富山、FC東京を相手に2連勝を飾ったあとの16節終了時点で大分に勝ち点差4まで再度迫っています。
しかし、そのあと大分は怒涛の連勝劇を続け第21節で勝ち点差は2桁に。
そのあと、藤枝MYFCも連勝がありましたが大分トリニータに追いつくことはなく、最終的な勝ち点差は16でした。

藤枝MYFCとしては、やはり7月16日にアウェーで戦った第17節大分トリニータ戦の敗北が痛かったですね…
前半のうちに0-2とされたが鮫島選手の2得点で同点に追いつき、そのあと2-3とされるも相手に退場者が出て3-3に追いつきました。
10人の相手に対しそのままアウェーで大金星を取りに行った藤枝MYFCでしたが、後半ロスタイムにカウンターから失点し、悔しい敗戦を喫しました。
結果的に、その試合で献上した白星を皮切りに大分トリニータは勢いにのり、その後の13試合で10勝2敗1分と大爆発し首位でシーズンを終えました。

2. 一試合平均勝ち点

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上のグラフは先ほど見た藤枝MYFCのシーズンを通して獲得した勝ち点の推移を、一試合平均勝ち点の推移と比較したものです。
今シーズンの藤枝MYFCは、30試合で勝ち点45を獲得しましたので、平均して毎試合1.5の勝ち点を積み上げた計算になります。

上のグラフを見ると、藤枝MYFCの勝ち点推移が、平均勝ち点推移を上方向に一度も跨いでいないことがわかります。
これはどういうことかといいますと、今シーズンの藤枝MYFCは一度も”貯金”を作ることができていなかった、ということになります。
「2歩進んで1歩下がる」というよりも、「1歩引いてから2歩進む」ようなシーズンを送った、と表現すればよろしいでしょうか?
負けて取りこぼした勝ち点を、次の試合で勝って取り戻していました。

これは、ホーム&アウェーが毎週入れ替わるJ3において、ホームでは11勝1分3敗、アウェーでは3勝2分10敗とホーム&アウェーで戦績が対照的であったことに象徴されています。

3. 過去シーズンとの戦績比較

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上の表は、J3開幕シーズン、昨シーズン、そして今シーズンの総得点を比べたものです。
表を見れば、藤枝MYFCは過去2シーズンより、より多くの得点をあげる一方、失点を抑え、数字の上では過去シーズンから理想の成長を遂げたことが分かります。
そして、注目したいのは1試合平均得点と1試合平均失点です。

J3は2014年度は12チームの3回総当たり、2015年度は13チームでの3回総当たり方式をとってきました。
U-23のチームが加わり、16チームまで一気に跳ね上がった今年のJ3はホーム&アウェーの2回総当たり式に変更、結果的に試合数が6も減りました。

6試合も減ったのに、総得点数は11も増えた、というところがミソなのです!

この進化は、一試合平均得点を見れば一目瞭然です。

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平均得点数が過去シーズンよりおそよ0.6点と大きく増えています。1点の差で勝敗が大きく分かれるサッカーというスポーツにおいて、0.6点という数字はとてつもなく大きな影響があります。

また、興味深いのが、藤枝MYFCが得点をあげることのできなかった試合は、実は8試合もあったということです。
そしてこの8試合のうち6試合はアウェーでした。

一方、少なくても1点は得点をあげることができた残りの22試合だけに注目してみると、1点だけで終わった試合は6試合しかなく、残りの16試合、つまり30試合あるシーズンの半分以上である16試合で複数得点を挙げたことになります。
この22試合だけに注目した1試合平均得点を見てみると、なんと2.18点という数字でした!!

この事象を大雑把にまとめると、アウェーでは無得点で終わった試合が6試合もあり、攻撃陣が沈黙する傾向にありましたが、逆にホームでは攻撃陣が脈動し、ひとたび得点をあげると一気に波に乗り攻撃陣が爆発した。ということになります。

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続いて一試合平均失点を見てましょう。
こちらも、過去2シーズンより少なくなっていますので、一試合平均得点数ほどの成長率ではないですが、進歩したと言えましょう。
しかし、総失点数42は決して誇れる結果ではなく、首位の大分は24、2位の栃木に限っては20と、半分ちかくの失点に抑えています。
サッカーは失点をしなければ負けることはないスポーツです。
攻めて、攻めて、攻めまくる今シーズンの藤枝スタイルのサッカーは、破壊力抜群の攻撃と引き換えに失点数を増やしてしまい、”諸刃の剣”であったと言えましょう。
しかし、自分をも傷つけてしまう、両刃の諸刃の剣も使いこなせるようになれば、天下無双の武器となり得るものです。

来シーズンは、この攻撃力を維持したまま、いかに失点を抑えるか。
藤枝スタイルという“剣”をどのように使いこなすか。
大石監督の采配に大きな期待がかかります!

4. 得点時間帯分布

次に、得点をあげた時間帯の分布を見ていきましょう。

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総得点48のうち、前半にあげた得点は22、後半にあげた得点は26と、若干ではありますが後半により多くの得点をあげていたことがわかります。

また、さらに詳しく見ていきますと、前半と後半の両方において、残り15分間での時間帯での得点が多かったようです。
特に、前半にあげた22得点のうち、半分の11得点は前半30-45分の間に決めたものでした。
前半30-45分の15分間は、藤枝MYFCにとって一番得点率の高い、得意な時間帯であったようです。

なお、これは世界的にみて殊更珍しい事象ではありません。1930年から2014年までのW杯で決められた全2379ゴールの時間帯別分布をまとめた統計をこちらのサイトからご覧になることができますが、後半での得点数の方が多くなっています。
ただ、前半の残り15分に強いというのは、どうやら藤枝MYFC特有であるようです。

5. 得点、アシスト内訳

最後に、総得点とアシストの内訳を見ていきましょう。
まずは得点から。


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藤枝MYFCが今シーズンあげた48得点の内訳が、上の円グラフとなります。
14人の選手が得点を決めており、うちFWとして多くの試合に出場した枝本選手、三好選手、遠藤選手の3人で全体の半分である計24点をあげていることがわかります。
特に枝本選手は、得点ランキング上位に潜り込む12得点の活躍で、 1人で全体の25%、つまり4ゴールにつき1つのゴールを決めていたことがわかります。

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上はアシストの内訳です。
全30あるアシストを10人で稼いでおり、中でも大迫選手は30あるうちの7個のアシストを記録しました。
こちらも、最終節までJ3アシストランキングを争う活躍でした。
大迫選手、平石選手、浅田選手、久富選手と、サイドを主戦場としていた選手のアシストが50%と目立ちますが、それもそのはず。
Football-Labというサイトによると、藤枝MYFCの今シーズンの攻撃の強みはクロスにあり、1試合におけるクロスの回数はJ3随一でした。
上のグラフをみると、このクロスの回数が実際ゴールという結果に結びついていた、と受け取ることができますね。





ここまで、データを使いながら昨日閉幕したばかりの藤枝MYFCのJ3 2016年度シーズンを振り返ってきました。
数字を見ても、J3下位チームから中位チームまで成長をとげた、飛躍のシーズンであったといえましょう。
しかし、下位から中位になるのと、中位から上位になるのとでは、また次元の違うチャレンジとなります。
このオフシーズン、戦略的に過ごし、来シーズンさらなる成長した姿を皆様にみせることができるように、精進していきたいます。

最後になりますが、今シーズンを通じて暖かい声援を送ってくださり、誠にありがとうございました!
また来シーズン、藤枝でお会いしましょう!

Let’s Go MYFC!!


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