「サッカーに熱中するあまり、勉強に手がつかない…」
「万が一プロになれなかったときに、自分の人生には他にどんな選択肢があるんだろう?…」
「そもそもプロサッカー選手って、どういう仕事なんだろう?…」
サッカーをこよなく愛しプレーする子供達とその保護者の方たちは、上のような不安や疑問を少なくとも1度は持ったことがあるのではないでしょうか?
そんなとき、まさに当事者である現役プロ選手やクラブ関係者、そして母体であるJリーグ関係者の話を聞くことができたら、なんてありがたいことでしょうか。
そんな子供や保護者にとっても嬉しい、Jリーグ主催のキャリア・デザイン・サポート・プログラムがあります!
その名も【Jリーグ版よのなか科】です!
Jリーグ版よのなか科とは、Jリーグが2010年から毎年継続して実施している選手教育の取り組みの1つで、MYFCもJ3開幕年から関わっています。
プロになることを夢見て、Jクラブ下部組織でサッカーに明け暮れる日々を過ごす子供達を対象に、養成講座を受けたファシリテーターが進行役になり、適切な”キャリア”についての考え方や心構え、さらには社会人として適切な就労感や職業観について子供達といっしょに考えていきます。
Jリーグよのなか科は全5回にわたって実施され、それぞれの講義の内容は以下のようになります。
第1回 Jリーグをとりまく”お金”から仕組みを考える
第2回 Jリーグが目指すものを考える
第3回 Jリーグをとりまく”職業”を考える
第4回 職業と「意志」、「役割」、「能力」の関係を考える
第5回 自分のキャリアイメージプランを考える
これらの5回の講義を通じ、Jリーグは子供たちの思考リテラシーを育てることを目的としています。特に、社会をテーマに「ものごとの本質」を考えること、に重きを置いているようです。
そのために、Jリーグ版よのなか科では、子供たちに刺激を与える存在としてのゲストの登場や、さらには保護者などの身近な大人にも授業に参加していただくことを推奨しているようです。
そして、その第1回が少し前にはなりますが9月19日、中学生を対象に焼津市民文化会館にて行われました。
今回の講義のファシリテーターとなりましたのは、MYFC総務運営部兼ルクレMYCの小田巻遥さんです。
遥さんは、現在女子U-15チームの監督をしていることもあり、今回はファシリテーターに抜擢されました。
第1回の講義を終えた遥さんに第1回の講義を終えた感想を聞いたところ、以下のように述べていました。
「一回目の講義でしたので、戸惑っている様子の子もいましたが、普段ピッチ上では見られなかったような積極性や発言力を発揮していた子もいました。毎日プレーしているサッカーというレンズを通じて社会を見ることは子供たちにとってとても面白いことだと思いますし、関心をもって取り組んでいたように見えました。
自分が中学生の頃は、将来は漠然としか考えておらず、自分のキャリアデザインについて考えることなど全くしていなかったので、こういう機会は子供たちにとっては選手として、そして人として選択肢が増えるよい機会だと思います!」
小田巻遥さんによる Jリーグ版よのなか科はあと4回あります! この4回で、子供たちの人生の幅が少しでも広がることに寄与できればなと思います!
Let’s Go MYFC!!