2022明治安田生命J3リーグ第19節

07 / 30 [SAT] 17:00
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VS 鹿児島ユナイテッドFC 藤枝総合運動公園サッカー場
2022 明治安田生命 J3リーグ 第19節
2
2 前半 1
0 後半 0
1
(33分)水野 泰輔
(42分)久保 藤次郎
得点者 (2分)米澤 令衣
(66分)押谷 祐樹
岩渕 良太
(69分)榎本 啓吾
河上 将平
(83分)小笠原 佳祐
秋山 貴嗣
(83分)鈴木 惇
松村 航希
交代 (HT)牛之濵 拓
圓道 将良
(66分)有田 光希
山本 駿亮
(75分)野嶽 寛也
八反田 康平
(84分)砂森 和也
ウェズレイ
(17分)久保 藤次郎
(22分)鈴木 翔太
警告・退場
Pos No. PLAYER Pos No. PLAYER
GK 35 内山 圭 先発 GK 31 白坂 楓馬
DF 6 小笠原 佳祐 DF 17 星 広太
DF 2 川島 將 DF 4 広瀬 健太
DF 3 鈴木 翔太 DF 24 砂森 和也
MF 7 鈴木 惇 DF 5 薩川 淳貴
MF 18 水野 泰輔 MF 30 木村 祐志
MF 24 久保 藤次郎 MF 14 野嶽 寛也
MF 15 杉田 真彦 MF 10 ロメロ フランク
MF 27 榎本 啓吾 MF 8 牛之濵 拓
FW 10 押谷 祐樹 FW 9 有田 光希
FW 38 渡邉 りょう FW 36 米澤 令衣
GK 40 名良橋 拓真 控え GK 1 泉森 涼太
DF 4 秋山 貴嗣 DF 3 ウェズレイ
MF 28 松村 航希 DF 16 木出 雄斗
MF 29 ペドロ MF 15 渡邉 英祐
MF 33 河上 将平 MF 20 圓道 将良
FW 8 岩渕 良太 MF 21 八反田 康平
FW 9 大石 治寿 FW 19 山本 駿亮
須藤 大輔 監督 大嶽 直人

ハイライト

ギャラリー

試合後会見コメント

須藤大輔監督

●総括
首位の鹿児島ということで、能力の高い選手が多々いて能力の高いサッカーをしてくる相手にガチンコ勝負をしたいなと臨みました。アウェイで悔しい負け方をしていたので、その借りは返そうと。特に個のバトルのところでは絶対に負けないようにと臨みました。ただその中でも、リスペクトしすぎたかなという部分もあり、気をつけていた米澤選手への背後への一発で電光石火での一撃をくらってしまい、少し自分たちの中の弱さが出たのかなという前半でした。
その中でも自分たちのサッカー、相手のプレッシャーがどうくるのかで立ち位置を変えながら、徐々にですが自分たちの時間にしていったのかなと。それでうまく剥がしながら点が取れたというところは成長でしかないと思います。連勝もかかっている、勝てば首位も見えるという中、相当なプレッシャーがかかっていました。いろいろな想いを抱えている中でこれだけのパフォーマンスができたというのは、本当に選手が伸びていると感じます。もちろん練習でやってきたことが出ていない部分もありましたが随所で出ているところもありましたし、まだまだクオリティの部分で相手のリズムになってしまったりこちらが決めきれなかったりという場面もありましたが、それでも「勝負の世界で勝ち点3を手繰り寄せられる力」が今の我々にはあるなという話は選手にもしました。ただ、もっともっと圧倒的な内容で勝ちにつなげていくという作業はオフ明けからまた一つ一つ積み重ねて、7連勝8連勝9連勝へ突っ走っていきたいと思います。

●1勝の重み
もしかしたら泥臭いなという勝ちかもしれませんが、そういった戦いも我々にはできるんだと感じました。相手のプレッシャーを感じながらもうまく剥がせている部分もありました。できているところに目を向け、追求していきながら、泥臭いサッカー+エンターテイメント性のあるサッカーができる集団にしたいと思います。こうした試合を勝ち切る力がついてきたと改めて感じた試合でした。

●後半は少し疲れも
鹿児島の前線の選手で思った以上に収まっていた…すごく能力が高くて、本来であればそこで我々のボールで支配しようという狙いがありましたが、あそこで起点になり散らされて後半少し足が止まってしまいました。そこはやはり、上でやるには超えていかなければいけないのかなと。我々は守備というよりも攻撃の部分で時間を作ればあのようなシーンも減っていくのかなと。攻撃の部分でもっとボール保持の時間を増やしたい、そこを守備の改善として挙げたいと思います。

●個々のバトルの評価
何度も言っているのですが、松本・今治での敗戦が本当に自分の脳裏に焼き付いていて。そこのバトルはサッカー選手であれば絶対に負けてはいけない、逆にそこで勝つことができれば相手を凌駕できるので、その逞しさが随所随所に出てきたかなと。ただそこを上回るくらいの鹿児島の選手のパフォーマンスがあったので、それ以上に伸ばしていかないとJ2に昇格した後大変です。お互いがバチバチにやり合うような空間を作りながら研鑚していきたいと思います。

●次節 静岡ダービー(8/13沼津戦)に向けて
怪我や体調不良が戻ってきたり、特別指定選手の登録があったりとまた層がグッと上がってきます。練習の中でどれだけできるか、できている選手がどれだけ公式戦のピッチで表現できるかというところの勝負だと思いますから、今のメンバーからまた何人かが変わっていくようなレベルの高い争いをしてもらいたい。蹴落とすのではなく自分が上がってポジションを掴み取る、そういった選手たちが戦えば自ずと結果はついてくると思うので、公式戦というよりも練習で勝負していきたいです。

18 水野泰輔選手

●試合を振り返って
自分の中でもチームの中でも、7月の中断前最後に鹿児島戦があることは分かっていたので、そこに向けて1つの区切りとしてやっていこうという話はしていました。それが5連勝という形で少しずつ差も縮めることができ、最後は6ポイントゲームのような形で直接対決まで持ってこられたというところで自信を持って今日の試合に挑めました。前半立ち上がりやられてしまいましたが、今の藤枝は首位相手にも逆転できる力はあると思います。その1点目を自分が決められたというのは自分としても自信になりましたし、もっともっとここから先 得点できるようにという気持ちです。

●得点シーンを振り返って
展開はあまり覚えていませんが、藤次郎のところにボールが入った時に少し相手のマイナスのところが空いているなというのがあって。そこに走り込んだ時に良いボールが来たので最初はボレー気味に打ったのですが、その後良い感じにボールが返ってきてくれて。自分でもびっくりするくらい落ち着いていました。この前宮崎戦で得点できたこともあり、今は自信を持ってシュートが打てているのかなと思います。

●3点目が取れず終盤なんとか耐え切った
北九州戦と最後の方が少し似ていたのがあり、最後のところは先週と同じようなイメージがあって、自分としては守りやすかった感じがありました。何度か自分たちもチャンスがあったのでそこを今後はしっかり決めきらないと、それで同点になったり勝ち点を落としたりしてはすごくもったいないと思いますし昇格の命取りになるので、しっかりと3点目を取れるようにもう少し圧力をかけていきたいと思います。自分としてはセカンドボールがしっかり拾えていたのでそれほど焦る感じもなく、ピンチも自分たちのミスからだったと思うので。そこはしっかり反省すべきですが、今の藤枝はそこもしっかりと耐えられるのかなと、その粘り強さはついてきたと思います。

●今の順位、モチベーション
今は毎試合毎試合ひりつくような痺れるようなゲームが続いていて。対戦相手もそうですし、こうした気の抜けない試合を続けるのは幸せなことでもありますし、今の藤枝の若いチームにとってはすごく成長できるシーズンだと思います。今それが少しずつ積み上げられていて、今日のような相手にも勝つことができるというのはチームとしても良い循環になっているのではないかと感じます。ここから先どの相手にも気が抜けません。昨年自分が熊本で昇格した時に夏場に7連勝して、そこからギアを上げてトップに行くところを見ているので、まだまだこんなところで終わっていてはいけないと思いますし、昇格することは本当にパワーがいることなのでそれを伝えられたらと思います。もっともっと上を目指してやっていきたいと思います。

24 久保藤次郎選手

●試合を振り返って
チームでそれほど「鹿児島だ」「6連勝だ」ということは意識をせずに入ろうと監督含め話をしていたのですが、実際試合が始まってみると立ち上がりであのように失点してしまい、なかなか自分たちの今まで通りのプレーができなかった試合。かなり苦しかったですが、その中でも今の勢いを利用してあのような形でしっかり2点取ることができました。後半も本当はもっと攻めたかったですし攻めるのが自分たちのスタイルだとは思いますが、なかなか攻めにはいけず…でも我慢強く守ることができた。自分たちのスタイルではありませんでしたが、勝ちきれたというのは今後に向けても良い経験にはなったかなと思います。後半は攻撃に力を回せないくらい相手に攻め込まれてしまいましたが、その中でもああいう形でも勝ち切れるんだぞと。昨年の熊本にもこうした試合があったと思いますが昇格するチームに必要なものだと思うので、そういった意味では良い勝ち方だったと思います。

●1点目 起点となったシーンを振り返って
水野選手は見えていなくて…クロスの場所だけ考えていました。多分ディフェンスもゴールに向かって下がっているので、マイナスに蹴れば誰かしらいるだろうなと思っていました。人というよりは場所を決めて蹴りました、水野選手が上手くいてくれたという感じです。

●2点目 自身のゴールを振り返って
惇さんからのボールがめちゃめちゃ良かったので。最初は右足でダイレクトでいこうと思っていたのですが、相手がかなりのスピードで来るのが見えたので上手くキックフェイントで左足に持ち替えて、そこからは落ち着いてコースだけを狙って冷静に決められたという感じです。自分の成長…というか、自分でもびっくりしています。大学の時とかは数を打って決める選手だったので、プロになってからのシュート練習の成果が出ているのかなと感じます。

●2試合連続得点に絡む活躍
自分が結果を出すことはそこまで意識はしていませんが、チームのためにプレーした結果自分の結果にもついてきているので良かったなと。これからもチームのためをまず考えながら、自分の数字もどんどん伸ばしていけたらなと思います。