J1レギュラーシーズンが終わりました – J1, J2, J3の試合数について

2016/11/07

11月3日(木)をもちまして、2016年度J1レギュラーシーズンが閉幕しました。
今年も優勝争い、そして残留争いをめぐり多くのドラマがありました。
2ndステージを首位で終え、見事にシーズン年間優勝も果たしたのは浦和レッズでした。年間優勝をかけた試合は最終節までもつれましたが、首位浦和レッズが引き分けたのに対し2位川崎フロンターレはG大阪にまさかの逆転負けを喫し、結果浦和レッズ勝ち点「74」、川崎フロンターレ勝ち点「72」で決着がつきました。

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浦和レッズが年間優勝するのは、実に2006年以来となり、10年越しのリーグ優勝となりました。
また、浦和レッズは今年のルヴァン杯も制覇しており、2冠となりました。
浦和レッズとしては、勢いに乗ったままCS(チャンピオンシップ)も制覇し、総合優勝して有終の美を飾りたいところですね。

一方、残念ながらJ2降格が決定したのはアビスパ福岡、湘南ベルマーレ、そして名古屋グランパスとなりました。
アビスパ福岡は昨シーズン、終盤の8連勝などで猛烈な追い上げを見せJ1昇格を果たしましたが、1年での降格となってしまいました。
すでに3度の降格を経験している湘南ベルマーレは、昨シーズンはJ1で好成績を残したものの、主力が抜けたことも影響し今シーズンは振るわず17位でシーズンを終えました。

そして、一番の衝撃であったのは名古屋グランパスの降格でしょう。オリジナル10と呼ばれる、1993年Jリーグ開幕時からJリーグに所属していた初期の10チームの1つである名古屋グランパスは、ここまでJ2降格を経験することなく24年連続J1の舞台で戦ってきたクラブです。オリジナル10でJ2降格を一度もしていないクラブは名古屋グランパスと鹿島アントラーズの2クラブだけでした。(横浜フリューゲルスと横浜マリノスが統合してできた横浜F・マリノスを含めると3つ)。元日本代表DFの田中マルクス闘莉王選手をブラジルから呼び戻すと、一時は4試合で3勝と調子を取り戻したかのように見えたグランパスでしたが、なんとも無情な結果に終わってしまいました。

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J2に降格する3チームが決まった一方、J1に昇格する3枠をかけてのJ2でのリーグ戦は拮抗しております。
J1では下位3チームが自動降格するというシンプルな仕組みになっておりますが、J2からの昇格は上位2チームまでが自動昇格、残りの1チームは3位~6位までのトーナメントによって決まります。
トーナメントは3位vs6位、4位vs5位がまず試合をし、それぞれの勝ちチームで決勝を行います。
なお、リーグ戦上位チームが優遇されるように、トーナメントは上位チームホームでの開催となり、また90分で引き分けに終わった場合はリーグで上位だったチームが勝ち抜ける仕組みになっております。
例えば、3位vs6位の試合は3位のホームで行われ、もし試合が引き分けに終わった場合は延長やPK戦なしで、3位チームの勝ち上がりが決まる、といった具合です。

さて、J2現在1位は勝ち点81の北海道コンサドーレ札幌、そして2位は同じく勝ち点81の松本山雅FCです。
そしてその2チームを獅子奮迅の勢いで猛追するのが清水エスパルス。現在7連勝中で、勝ち点は78です。
この3チームで、2つのJ1自動昇格枠争いを繰り広げています。
J2も残すところ第41節と第42節の2試合のみです。どんなドラマが待っているのでしょうか?

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ところで、今第41, 42節という数字を見て首を傾げたMYFCファンの方も多いかもしれません。J3は2週間後の第30節が最終節となりますが、J2は第42節が最終節なので、J3より12節も多く試合をしていることになります。

それもそのはずです、J2には全22チームある一方、J3は16チームでのリーグ戦となっております。ですので、必然と試合はJ2の方が多くなります。
ちなみにJ1は18チームで競われているので、1stステージ、2ndステージとともに17試合ずつの、全34試合あります。
J1ではさらに、ルヴァン杯が加わります。最少でも6試合、決勝まで進むとさらに3試合戦うことになります。

また、J1クラブによってはACL(AFCチャンピオンズリーグ)に参加するため、ルヴァン杯のグループステージ6試合が免除になる代わりに試合が最少でも6試合、多くて10試合増えます。

つまるところ、J1クラブはリーグ戦、ルヴァン杯、またはACLを合わせて年間40試合から45試合ほどこなしていることになります。
そして、これに天皇杯も加わります。J1、J2ともに最少1試合、勝ち進むと6試合増えます。

総括すると、J1はリーグ戦34試合、ルヴァン杯6試合(またはACL6試合)、天皇杯1試合の合計41試合を最低ラインとし、勝利すればJ1チャンピオンシップ、ルヴァン杯決勝トーナメント、天皇杯トーナメントと、さらに10試合ほど増える可能性もあります。

ちなみに、世界に目を向けると昨シーズン、バルセロナは1年通して62試合もこなしています。

藤枝MYFCは残り2試合を戦い、J3リーグ全30試合と天皇杯1試合の31試合でシーズンを終えることになります。
J1、J2クラブと比べると、約10試合ほど少ないので寂しいですね。しかしこれは、J3からJ2、J1とステップアップしていくことで、ファン、サポーターの方の前でプレーできる機会が増えて行く、というモチベーションにもなりますね。
さらに欲を言うと、今季天皇杯で勝ち進んでいれば、より多くの試合をこなすことができていたはずです。

来季のJ3が何チームで構成されることになっているかはまだ決まっておりませんが、来シーズンは今シーズンより多くの試合をこなせるように、参加する全ての大会において全力をつくしていきます。

そして、そのためにも一番大事なのが今シーズン残りの2試合、第29節SC相模原戦と第30節福島ユナイテッド FC戦です。この2試合に勝利し、良い流れでシーズンを終えて来季に繋げたいです!

今週末の試合は11月13日(日)アウェーでSC相模原戦、13時キックオフです。ぜひ応援にかけつけてください!

Let’s Go MYFC!!

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