ドゥバルダン!TDの龍岡です。
今日はクロアチアからお届けしておりますので、クロアチア語の挨拶で失礼しました。
何故、僕が今クロアチアにいるかというと大石HCのS級コーチライセンス研修に同行し、海外視察に来ているからなんです。
今回、視察でお邪魔しているのはクロアチアの強豪ディナモザグレブ。
チャンピオンズリーグ等のヨーロッパカップ戦でも常連なので日本でも馴染みのある人は多いかもしれません。
このクラブの特徴はトップチームが欧州の強豪というだけでなく何と言っても育成に定評のあるクラブとして有名なんです。
過去にもモドリッチ、ボバン、プロシネツキ…etcの名選手を生み出している通り、クロアチアと聞いてパッと思い浮かぶ選手のほとんどを輩出していると言っても過言ではありません。
こういった将来有望な選手を育ててはスペインやイングランドのビッグクラブに売ってクラブを大きくしてきた経緯があります。
その意味では先のW杯でのドイツ優勝やFCバルセロナの躍進など「育成」の重要性がクローズアップされている現在のサッカー界で、まさに一つのモデルケースと言えるのではないでしょうか。
そういう訳もあって今回はちょっと渋めのこのクラブを行き先に選んでみました。
そして僕らは今、毎日ザグレブの練習場に通っては育成年代~トップチームに至るまで全てのカテゴリーの練習をこの目で見る事が出来ています。
↑ディナモザグレブの練習場
(奥に見えているホームスタジアムの目の前でユース年代の選手達が練習中)
この周囲にもグランドが全部で4面あり、とにかく敷地が広い・・・!!
↑練習場に隣接するクラブハウス。
事務所のSTAFFが親切に色々教えてくれました。
(ユースの子供達の宿舎にもなっているそうです)
1日のスケジュールは午前中にU8~U17のユース年代が練習を行い、夕方からトップチームの練習となります。
↑ディナモザグレブのトップチーム練習
(この日は翌々日に控えたヨーロッパリーグの試合に向けて最終調整)
次の試合がアウェイ戦という事もあってか特にカウンター攻撃の練習を繰り返していたのが印象的でした。
この中にも「次のモドリッチ」となる金の卵がいるかと思うとワクワクしますね。
この練習場で一日、9歳以下の子供からトップチームに至るまでの練習を見ているとそこに根付く確かな一貫性に嫌でも気付かされます。
システムは全年代で4-3-3に統一されているし、チームの戦術的なテーマも一致していました。
これがクラブの伝統と歴史なんでしょうね。
それでは今日はこのへんで。
次回は週末の試合をレポートしたいと思ってますのでお楽しみに!