サッカー選手の食事

2016/06/13

先日、黒潮温泉について書いたダイアリーで、サッカー選手の疲労回復のために重要な3つのことをあげました。
そのうちの1つとして食事を挙げたのですが、今日はもうすこしそこの部分を掘り下げてみようと思います。

サッカー選手にとって、食事は疲労回復のためにももちろん大事なのですが、90分間ピッチ上で戦い続ける持久力をつけるためにもとても大切な要素となってきます。
また、実際の試合は90分だけなのですが、その試合に備えるために選手たちはほぼ毎日トレーニングを積み重ねています。
長いシーズンを戦い抜く、そのためにも食事は選手生活の本当に大切な一部となってきます。

では、「持久力がある」とは実際にはどのような状態のことを言うのでしょう?大きくわけると

① 最大酸素摂取量(VO2 max)をあげる
② 体力消費の効率性をあげる
③ 無駄な動きを省く

の3つにまとめられます。
これを車にたとえると

① ガソリン最大容量を増やす
② 燃費をよくする
③ 最短距離を走行する

とでもなりますでしょうか?

さて、食事は①と②に関わってきます。
正しい食事をし、常にベストな体調を整えておくことは、最大酸素摂取量を安定させることにつながります。
また、燃費をよくするには「車体を軽く」すること、要するに無駄な脂肪を落として体重を落とすことが重要になってきます。

日本代表のハリルホジッチ監督も、代表選手を招集するたびに体脂肪率のデータをとっては選手のダメ出しをするのは、もうおなじみですね。
これは、体脂肪の多さがプレーに影響することをハリルホジッチ監督は危惧しているからです。

それでは、体脂肪を落とす食事法とはどのようなものでしょう?
最近、やべっちFCにて放送され話題となったのが「ケトン体ダイエット」です。

長友選手特集で紹介されたのですが、長友選手はケトン体ダイエットを始めてからすぐ内臓脂肪が落ちて2kgもやせたそうです。

ケトン体ダイエットとは、炭水化物の摂取を控えることで(長友選手は夜は炭水化物を取らないようにしているそうです)血糖値を落とし、代わりに脂肪の分解によるエネルギー供給を促す食事法のことです。
長友選手は番組で、糖分からエネルギーを作るよりケトン体を利用した方が燃費が良い、と言っておりました。

さて、藤枝MYFCでも体調管理はしっかりおこなっております。
男子トップチームは毎トレーニング前、そしてトレーニング後に体重を計っております。
これは、毎日決まった時間に体重を計ることで、その選手の体重とプレーの調子を関連付けて、選手にとってベストな体重を明確にすることです。
また、トレーニング後に計ることで、だいたいどのくらいのエネルギーを消費し、結果どれほどの食事をおこなってエネルギー補給をしなければならないのかを把握します。

食事法については、選手1人1人、工夫しながら自分にあった食事を試行錯誤しております。
練習後は自前のプロテインシェイクを持参し、飲んでいる選手が多数います。
また、越智亮介選手は、シーズンが終わったらケトン体ダイエットを試してみるかもと言っております!

名称定

また、満生充選手は野菜摂取を大事にしており、いつでもすぐ野菜を食べられるように、OFFの日に1日分の野菜をすべて包丁で切って冷蔵保存しておくそうです。
これは「まんしょうスタイル」とよばれ、チームメイトも何人か真似をしています。

称未設定

明日のダイアリーは、ルクレMYFC選手インタビューVol.2になります。
楽しみにしていてください!

Let’s Go MYFC!

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