2016年度J3も残すところ9試合となりました。
前節、アウェーの地でカターレ富山相手に0-2の敗戦を喫した藤枝MYFCは、勝ち点29のまま動かず、順位も8位をキープしています。
今節は、勝ち点17で15位に位置するガイナーレ鳥取をホームに迎えます。
試合は9月18日(日)13時に藤枝総合運動公園サッカー場にてキックオフとなります。
ガイナーレ鳥取は1983年に創設されたクラブで、鳥取教員団サッカー部が前身となります。
1986年開催の山梨国体では、教員のみで作られたチームで優勝を果たし、当時は話題になったそうです。
その後、教員以外の選手にも門戸を開くため、チームをSC鳥取に変更。
拠点としていた鳥取県米子市の外からも選手があつまり、鳥取を代表して全国相手に戦うことをモットーにクラブとして成長を続けます。
そして、2001年に中国リーグから念願のJFL昇格を果たすと「地域に根ざし愛されるサッカー」を理念に、チーム名もGAINARE(鳥取の方言で「がいな」とは「大きな」という意味。大きくなーれという願いが込められている。) に再度変更しました。
その後、10年間をJFLで過ごし、2010年度にはついにJFL優勝を果たします。その後3シーズンJ2でプレーした後、2014年からJ3に所属しております。
J3開幕シーズンとなった2014年には、ジョホールバルの歓喜で日本代表を初のW杯出場へと導いたゴールを決めた、「野人」こと岡野雅行さんがクラブのGMに就任しました。
岡野さんは、2009年から引退する2013年までガイナーレ鳥取の選手としてプレーしており、引退と同時にGMに就任されることになりました。
岡野さんの鳥取への貢献は選手時代からとても大きく、2012年には岡野さんを中心に「野人続々!プロジェクト」という新スタジアム創設企画を立ち上げ、数千万円の協賛金を得ることに成功し、米子市に「チュウブYajinスタジアム」が設立されました。
ちなみに、このスタジアムはゴルフ場の跡地に造られ、平地に建てるのではなく山を掘ることによって観客席を作るなどの工夫をし、普通ですと30-40億円かかるであろうコストを3億円に抑えたとのことです。
また、今シーズンはチームの低迷時期にGMである岡野さんがチームスタッフとしてベンチ入りするというサプライズ人選がありました。
すると、8戦勝ちなし、3連敗中だったチームがベンチに「野人」が座っただけで息を吹き返し、そのあと2連勝しました。
今週末の試合でも、岡野さんはおそらくベンチ入りし、野人エネルギーを注入してチームを鼓舞することになるでしょう。
藤枝MYFCも負けていられません。
大石監督をはじめとする、田中遼太郎コーチ、そして佐々木将貴GKコーチのコーチングスタッフ陣には、「野人」のさらに上をいく「スーパーサイヤ人」ぶりで、相手のベンチごと威圧してもらいたいところです… !
さて、今節の注目選手は福王忠世選手
福王選手はJ3開幕シーズンをガイナーレ鳥取で過ごしており、ガイナーレ鳥取で現在ゴールランキングトップに立つフェルナンジーニョ選手とも元チームメイトでした。
このブラジル人ストライカー、フェルナンジーニョの抑えは、熟練のディフェンダー福王忠世選手に期待しましょう!
それでは、9月18日(日)13時に藤枝総合運動公園サッカー場にてお会いしましょう!
Let’s Go MYFC!!!