3/5 鈴木翔太選手・谷澤達也選手 夢講座レポート

参加レポート 2021/03/06

3月5日(金)、藤枝MYFCの鈴木翔太選手・谷澤達也選手がホームタウン焼津市の大井川東小学校の児童130名を対象とした夢講話を行いました。

会場は谷澤選手の母校であり、谷澤選手としては地元初の講話実施となりました。
また現在の大井川東小学校の松井校長は鈴木選手の藤枝市立高洲南小学校時代の恩師の先生というご縁もあり、当時のエピソードなどもお話しいただきました。

谷澤選手は、
「上手な選手がたくさんいてやめたいと思ったこともありましたが、とにかくサッカーが好きという気持ちで諦めずにやり続けました」
とこれまでのプロ生活を振り返りました。

サッカーを始めたきっかけを「お兄ちゃんがサッカーをしていて送迎の関係」と裏エピソードを語り、「本当は野球をやりたかった」という当時の本音に会場の笑いを誘いました。

サッカーをしてきた中で印象に残っている言葉は?という質問に対しては、
「僕は調子にのってしまうタイプなのですが、試合中ドリブルで相手を抜いたときに”あいつうめぇ!”と言われた時は嬉しかったですね(笑)」と答えました。


鈴木選手は中学生年代を振り返り、
「エスパルスのジュニアユースでしたが、身長も低くて自分だけ試合に出れない時もあり、泣きながら帰ったりするほどとても悔しい思いをしました。それでも一人で練習して中学3年生になったら試合に出れるようになり、ユースに昇格することができました」
と壁を乗り越えたエピソードを伝えました。

鈴木選手はプロサッカー選手ですが、ある職業に就くことができる資格を持っています。何でしょう?
というクイズについては、「学校の教師!!!」と何と一発で正解が!
高校の保健体育の先生ができる資格を持つ鈴木選手のエピソードに、いろいろなことにチャレンジして広く目標を持つことの大切さが伝わったのではないでしょうか。

質疑応答の時間には「いつ自分のサインを決めましたか?」という質問があり、「プロが決まってから考えました!」と笑顔で当時を振り返りました。

サッカーしか好きなものがなかった、もっと上手くなりたいという気持ちが原動力だったとそれぞれの経験を交えて伝えた両選手。

その後はボールを使ってリフティング等を披露し会場を盛り上げました。


今シーズンの目標は「昨年の倍の6得点」と語る谷澤選手

今シーズンの目標は「試合に出てJ2昇格に貢献すること」と伝える鈴木選手

両選手の話に聞き入る児童の皆さん

最後には、選手たちの小学生時代を知る先生方からお話をいただきました。


谷澤選手が小学6年生の時の担任の森先生は、
「谷澤選手は面白い人、楽しい人、かっこいい人というランキングで1位でした!今思うと、周りをよく見て困っている子や暗い様子の子に声をかけてくれていたと思います。周りをよく見るプレースタイルにもつながっているのかな」と当時を振り返り、「昇格に向けて活躍してほしいです」と期待のお言葉をいただきました。
森先生にとって谷澤選手の学年は”先生をしていて良かったと感じた印象に残る学年”だったらしく、谷澤少年は小学校の卒業アルバムに「Jリーガーになりたい」と書いていたそうです。チームのムードメーカーになっている谷澤選手の面影は当時からあったようですね!


藤枝市立高洲南小学校時代、鈴木選手の5年・6年の担任をしていた松井校長先生は、
「鈴木選手もプロサッカー選手になりたいと卒業文集に書いていました。よく話を聞く子、思いやりがある子で…それほどお利口さんではなかったけど(笑)6年生の時には応援団に立候補して運動会で優勝したりと、何事にもチャレンジする子でした。小学校の時の夢を追い求めて叶えたということは、当時の担任としてとても嬉しいです」と当時を振り返りました。

最後には「一生懸命やること、諦めないことを選手たちから学んでほしい」と参加した4年生・6年生の皆さんにお伝えされました。


お招きいただきました焼津市立大井川東小学校の皆さん、ありがとうございました。
これからも藤枝MYFCではこうした取り組みを積極的に行ってまいります。

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