10/11 ふじのくにジュニア防災士養成講座 参加レポート

2021/10/15

10月11日(月)、焼津市立焼津中学校でふじのくにジュニア防災士養成講座が実施され、藤枝MYFCの蹴っとばし小僧が参加しました。

この取り組みは将来の防災の担い手を育て災害に強い地域を作るため、中部電力パワーグリッド株式会社様の協力のもと静岡県が実施しているものです。
藤枝MYFCも「ともに考え、話し合い、楽しく学び合う」活動に協力しています。

本講座はこれまでにも島田市内にて3回実施されましたが、焼津市では初の活動となります。

静岡県ふじのくにジュニア防災士とは

静岡県では、地域防災力の向上を図るため将来を見据え、次世代を担う若年世代への防災啓発が重要であることから、「静岡県ふじのくにジュニア防災士」を養成しています。
静岡県ふじのくにジュニア防災士」とは、以下3つの理念をもとに構成された「静岡県ふじのくにジュニア防災士養成講座」を受講し、認定証を交付された児童生徒のことを指します。
<対象学年>
小学校4年生から高校3年生まで
<養成理念>
1 南海トラフ地震や台風等の風水害から自らの身を守ることができる者
2 家庭の防災対策を率先して考える『家庭の防災リーダー』となることができる者
3 地域の防災活動に参加する『地域の防災リーダー』となることが期待される者

全国各地で様々な災害が発生する中、その被害を少しでも減らしたい、救える命を増やしたい。そんな想いから、Jリーグでは備えることの重要性を発信する取り組みを行なっています。その中でも、藤枝MYFCを含む東海6クラブで連携して行っているプロジェクト「ソナエル東海」について説明のお時間をいただき、“備えるを、たのしもう。”をコンセプトに行なっている活動を紹介しました。

この日の受講者は中学1年生113名。
講座では防災演習「災害時判断ゲーム」を行いました。過去に実際に起こった状況をもとに「このような状況に直面したら?」という場面についてクイズ形式で考え、グループ内で話し合いを行いました。

海に面した焼津市ということもあり、津波発生の場合のクイズも。
50cmの津波が来た場合人はどれくらい耐えられるのか、膝くらいの高さの波でもどれほどの影響があるのかを、映像を見ながら学びました。

災害時に発生する問題は、全てに1つの正解がある訳ではありません。異なる考えの相手も尊重し、「自分の命、大切な人の命を守るために」というテーマのもと、それぞれの立場から活発な意見交換が行われました。

蹴っとばし小僧もグループに加わり、生徒の皆さんの意見を伺いながら学びました。いつ発生するか分からない災害ですが、事前に備えることで解決できる問題もあることを改めて認識し、準備することの重要性を学びました。

まとめの時間には代表生徒さんより感想をいただきました。

「地震の対策や電気のことなど、想像したことがなかったので対策をしたいと思いました。先日関東地方で地震があり、焼津市でも震度2を観測しました。震度2でもかなり大きく揺れました、関東地方の人はもっと大きな揺れで、怖さを感じたと思います。でもそれ以上の大きな地震がいつ起こってもおかしくない状況です。本当は来て欲しくないけれど、いざという時にはすぐに逃げたり周りの人を助けられるように備えておきたいと思いました。とても良い勉強になりました。」

地域防災力の向上を考えるうえで中学生年代の生徒の皆さんは、いざという時の貴重な担い手となります。
本日の講座をきっかけに「備える」重要性が広まれば嬉しく思います。

藤枝MYFCでは、これからもこうした取り組みを積極的に行ってまいります。

主催

静岡県中部地域局危機管理課

協力

中部電力パワーグリッド株式会社
株式会社藤枝MYFC

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