10月26日(火)、藤枝市立西益津中学校にて行われた「マイジョブ講座」に、藤枝MYFCの須藤大輔監督が講師として登壇しました。
これは藤枝市により実施されている ふれあい体験学習の一環としての取り組みで、男女共同参画社会の実現に向け様々な職業を知ることで子どもたちに職業選択の自由を考えてもらうべく実施されています。
この日は須藤監督のほかアスレチックトレーナー、学芸員の方が講師として登壇され、各教室を回り現在の職業を志望した動機ややりがい、職業に就くためにしたこと等を生徒に伝えました。
まずはマントで身体を隠して職業当てクイズからスタート!
「サラリーマン?」「弁護士?」といった回答があるなか、「ハンサムフェイス!」という感想まで飛び出しました。
答えあわせでマントを取ると…
「知ってる〜!」「試合観に行ったことある!」「エスコートキッズで選手と手を繋いで歩いたことある!」など嬉しい声をいただきました。
まずは自己紹介です。
現役時代の写真やトレーニング風景でチームを指導する様子などを写真を見せながら現在の仕事内容を伝えました。
「元々サッカーはすごく下手だったけど、中学3年生のとき高校サッカー選手権をテレビで見ていて自分も出たいと思い一生懸命頑張りました。今好きなこと、やっていて楽しいことを全力でやってみて下さい。ゲーム、料理、漫画、恐竜も良いね!まずは一生懸命やってみて欲しいなと。」
「将来はプロサッカー選手になりたかったけど、大学時代、お前なんかプロになれないよと言われました。1年間かけて色々なチームに連絡して、テストを受けて、ようやくプロになれた。ずっと努力をしていた、そしたら見てくれてる人がいた。」
過去の経験をもとに夢を持つこと、目標に挑み続けることの大切さを伝えます。
「夢や目標に小さいも大きいもありません。うまくいかないこともある。でも次頑張ろうって、壁をぶち壊すんですよ。乗り越えても良いけどね!夢がある人は発信することで、周りも協力してくれます。感謝する心もあって、夢が叶います。みんなはまだ12歳。先生もいる、家族もいる、素晴らしい仲間もいる。そういう人たちの協力を得て、夢や目標を掴み取ってください!色々なことをやってください。」
職業を選ぶ際に性別に関わりなく本人の個性と能力を発揮できるよう選ぶべきであることを、実際に就職した人の話を聞いて実感することを目的として実施されているマイジョブ講座。
須藤監督も話の中で、サッカーの現場においても女性監督や女性審判員も活躍の場を広げていることを伝えました。
最後に須藤監督は、
「今は44歳のおっちゃんです。でも藤枝MYFCを昇格させてJ2、J1で優勝したいし、評価されて日本代表の監督になりたい!」
と次の夢を語りました。
最後は「今度絶対試合見にきてね!」とまとめて今回のマイジョブ講座は終了です。
生徒の皆さんの真剣な眼差しが印象的でした。
西益津中学校の皆さん、ありがとうございました。
今回のマイジョブ講座が皆さんの将来について考えるきっかけになれば嬉しく思います!