【レポート】槙野智章 新監督 就任記者会見 開催

ニュース 2025/12/18

12月15日(月)、藤枝総合運動公園サッカー場(藤枝市)にて槙野智章 新監督 就任記者会見を開催しました。

まずはじめに、藤枝MYFC 徳田航介 代表が挨拶し会見がスタートしました。
「日頃よりクラブを支えてくださる皆様に、心より感謝申し上げます。藤枝MYFCは2009年に創立されたまだ若いクラブです。2022シーズンに悲願のJ2昇格を果たし、決して潤沢とは言えない予算の中でも、クラブのフィロソフィーである激しい攻撃と組織的な守備を通じ、選手・スタッフが一体感をもってしぶとく戦ってきました。J2に昇格してから清水エスパルスさんやジュビロ磐田さんとの県勢対決を経験し、知名度や観客数、クラブの規模も少しずつ成長してきました。一方で、今シーズンは1勝の重み、勝ち点1を積み上げる難しさを痛感するシーズンともなりました。その中で、私たちが掲げてきたチームコンセプトを貫き、どう進化させるのか、本気で向き合うときが来たと感じています。

私たちが新監督に求めるのは、まず何よりも攻撃的であること、そして攻撃に繋げるための守備を徹底すること。これまでの藤枝MYFCスタイルをさらに一歩前に進め、より多くのゴールシーンを生み出す戦い方を実現していただきたいと思っています。また自身の考えを選手やコーチへ明確に言語化し、どんな状況でもチームが前を向けるリーダーシップを期待しています。これらを叶えるのは槙野新監督が最適な人物であり、クラブの未来を切り開いてくれると信じています」

次に、強化部 大迫希 から、オファーの背景および2026シーズンへの修正ポイントについて説明しました。
「藤枝MYFCが監督に求める条件はさまざまありますが、中でも特に『リーダーシップ、統率力』『情熱、熱量』『言語化、伝える力』の3点を強く求めています。この3点は藤枝MYFCの監督としてチームを率いるうえで、特に重要で不可欠な要素です。戦術については、私たちのフィロソフィーである激しい攻撃と組織的守備が挙げられます。攻撃的なサッカーの基本はボール保持ですが、本来の目的はゴールを奪うことです。そうしたゴールを奪いにいくサッカーを展開できることも、新監督に求める重要なポイントです。須藤監督が5シーズンをかけて築いてくれたチームの基盤をさらに上積みし、藤枝MYFCというチームを勝つ集団に成長させられるのは槙野新監督だと判断し、オファーに至りました。

2026シーズンに向けては、近年のJリーグで特に求められている『インテンシティ』(強度)を、藤枝MYFCも意識しなければいけないと考えています。その中でゴールを奪うために相手の背後をとるプレーや、ゴールに速く攻め入る攻撃など相手が嫌がる怖いプレーを増やします。さらに個人の守備戦術・強度に加えグループでの守備を整理し、ハードワーク、攻守の切り替えの徹底をより強化していきたいと考えています。槙野新監督とともに百年構想リーグでまずしっかりとチームをつくり、藤枝MYFCを勝つ集団として成長させたうえで、2026/27シーズンに挑んでいきたいと思います」

そして槙野智章 新監督より、自作のプレゼン資料を用いて今後のプランについて発表しました。
「今回自分が挑戦する監督業に対して、藤枝MYFCから素敵なお話をいただきました。そのために自分がどういう思いをもってどのようなことをしていきたいのか説明します。
まず、今のフットボールのトレンドは『マネジメント』だと思っています。選手やフロント、ファンとの関わり方の中でマネジメントは大切で、特に大切にしている5つの要素は『信頼関係』『目標の明確化』『組織力』『適切なフィードバックと支援』『柔軟性』。自分の声だけでなく、選手と共にチームと共に一緒になって前進していく、そんなマネジメントをしていきたいと思っています。

戦術面については『UBAU』をテーマに、アクションの動きをしていきます。ボールを奪う。ゴールを奪う。勝ち点を奪う。ファンのハートを奪う。あの監督を見に行きたい、あの選手を見に行きたい、藤枝のサッカーを見に行きたい、もう一度見に行きたいという試合をしていきます。

そして皆さんに覚えていただきたい言葉『Mirageo』。(Mirage=迷彩)(Neo=新時代)(Go=行く)を掛け合わせた造語で、新時代のフットボールです。相手に見つからない、相手に分からない、変幻自在に攻めていくような攻撃的なスタイルを貫いていきます。見ていて楽しい、見ていてわくわくするような攻撃を展開します。

次にCULTURE。仕掛けていきたい4つのテーマがあります。サッカーは究極の『エンターテインメント』、観にきてくれる方に何を提供できるのか考えていきます。『地域共栄』、藤枝MYFCと地域の方々との距離をさらに近づけていきます。子どもから年配の方までが、試合の日以外にも楽しめる『スタジアム』をつくります。藤枝MYFCの魅力を全国の方に知っていただくための『メディア戦略』を通じた情報発信を強化します」

それぞれのテーマやプランについて詳しく説明した後、監督 槙野智章のことを親しみ込めて「ミスター」と呼んでほしいと伝え、「ここから藤枝が始まる」とプレゼンを締めました。

会見のあとには、ピッチにてフォトセッションを実施しました。
槙野智章 新監督は、明治安田Jリーグ百年構想リーグならびに2026/27シーズンからチームを指揮します。

2026年も藤枝MYFCへの熱い応援をよろしくお願いいたします。

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