10月18日(月)、島田市立川根中学校にてふじのくにジュニア防災士養成講座が実施され、藤枝MYFCの蹴っとばし小僧が参加しました。
この取り組みは将来の防災の担い手を育て災害に強い地域を作るため、中部電力パワーグリッド株式会社様の協力のもと静岡県が実施しているもので、藤枝MYFCも“ともに考え、話し合い、楽しく学び合う”活動に協力しています。
冒頭ではご挨拶の時間をいただき、蹴っとばし小僧の自己紹介とJクラブ藤枝MYFCがなぜこうした防災の授業に取り組んでいるかを伝えました。
近年各地で発生する災害の被害を少しでも減らしたい、守れる命を増やしたいという想いから、Jリーグ57クラブが防災や「備える」ことの大切さを発信していることを紹介しました。
講座では、実際にこのような状況に直面したら?といういくつかの場面をクイズ形式にした「災害時判断ゲーム」を行い、受講者の20名がグループに分かれて意見交換を行いました。
クイズの中には「家族同然の愛犬は避難所に連れて行く?」といった問題も。
ペットも大切な命だから一緒に避難する、放っておくと野犬になってしまうかもしれないという意見もある一方、アレルギーがある人や鳴き声、におい等の懸念もあり、それぞれの立場で様々な意見交換がされました。
避難所によってはペット専用の避難スペースが設けられている場所もあります。事前に把握しておくことで、いざという時に落ち着いて行動できるきっかけにつながります。
蹴っとばし小僧もそれぞれのグループを回りながら、生徒の皆さんの意見を聞きました。
災害時には想像もつかないような問題が発生し、正しい答えが存在しない状況も起こり得ますが、事前に備えておくことで解決につながることもあります。
まとめの時間には代表生徒さんより、
「今日の授業から、自分で判断して行動することを決めたら、やり抜くということが大事だと分かりました。もしも災害が起きたとき、何かを決めるときは自分の判断したことを信じて行動していきたいと思います。本当にありがとうございました」
と感想をいただきました。
本日の講座をきっかけに、「事前に備えること」の重要性が広まれば嬉しく思います。
講座の最後には、中部電力パワーグリッド株式会社様と藤枝MYFCが共同で製作した防災クリアファイルを生徒の皆様にプレゼントしました。
藤枝MYFCでは、これからもこうした取り組みを積極的に行ってまいります。
主催
静岡県中部地域局危機管理課
協力
中部電力パワーグリッド株式会社
株式会社藤枝MYFC